ANSWER|エアロスーツのフィット感|レース向けウェアの選び方|BIORACER
エアロスーツの、
フィット感って?レース向けウェアの選び方
エアロスーツは「第二の皮膚」。体に密着してこそ、空力性能が出るウェアです。だから基本は"タイト"が正解。とはいえ、攻めすぎても窮屈になる。用途と距離から、自分に合うフィットを選ぶための考え方を整理しました。
一言で言うと。
エアロスーツは密着してこそ空力が出る。どれだけ高性能な生地でも、シワやたるみがあれば空気は乱れる。だから基本はタイトに選ぶのが正解です。ただし「攻める」か「余裕」かは、レースか・ロングか・どの距離かで変わる。最後はサイズ診断ツールで、身長・体重から目安を確認してください。
なぜ「タイト」が、
正解なのか。
エアロウェアの空力性能は、生地そのものよりも「どう体に沿うか」で決まります。フィットしていなければ、空力的なメリットのほとんどが失われる ── これがBIORACER開発陣の結論です。
シワ・たるみが、
空気を乱す。
エアロスーツは、体表面で最も面積の大きい「ウェア」で空気抵抗をコントロールします。生地が体から浮いてシワやたるみが出ると、そこで気流が乱れ、せっかくの空力素材も効果を発揮できません。
だからエアロスーツは「第二の皮膚」と呼ばれるほど密着するのが基本設計。素材の伸縮性を信じて、タイトめに選ぶのが、本来の性能を引き出すコツです。
- 生地が浮くと気流が乱れて空力ロス
- 密着すれば空気がきれいに体に沿う
- 境界値(XS/S等)は小さい方ほどタイト
大きすぎると、空気が乱れる
ゆとりのあるサイズはシワ・バタつきの原因。高速域ほど空力ロスが大きくなり、エアロスーツを選んだ意味が薄れます。
密着すれば、性能が出る
体に沿うことで空気がスムーズに流れ、生地・パネル設計の効果が活きます。「フィット=空力」が、エアロウェアの大前提です。
「ウエアがライダーの体にフィットしていなければ、空力的なメリットのほとんどが失われてしまう。」
— BIORACER 開発陣・本社インタビューより座高で決まる、
ワンピースのサイズ。
エアロスーツは上半身と下半身が一体。だから、ジャージ単体より身長(とくに座高)の影響を強く受けます。胸囲やヒップだけでなく、上下の「長さ」が合うかが重要です。
上下一体だから、
「長さ」も決め手。
ワンピース構造は、胴の長さが合っていないと、肩で引っ張られたり股下が余ったりします。チャート上でサイズが重なる部分(XS/S など)は、小さい方ほどタイトなフィットを想定した設計です。
レースで攻めるなら小さい方、長時間ライドなら大きい方が無難。座高が高め/低めで迷う場合は、サイズ診断ツールの結果に加えて、胸囲・ヒップの実寸も合わせて確認してください。
- ワンピースは胴の長さ(座高)の影響大
- 境界値は小さい方=レース寄り
- 迷ったら実寸+診断ツールで確認
EPIC・ICON・RIDEで、
フィット感が違う。
同じエアロスーツでも、シリーズで素材の伸縮性が異なります。同じ身長・体重でも、推奨サイズや「攻め方」が変わる ── ここを知っておくと、サイズ選びの精度が上がります。
EPIC
Race / Tight伸縮性が高く、タイトに攻めやすい。
レース志向のハイエンド。伸縮性が高い素材のため、タイトめのサイズでも快適に着用できます。レースフィットを追求するなら、境界値では小さい方や1つ下も選択肢です。
ICON / RIDE
Standard Fit伸縮は控えめ、標準フィットで選ぶ。
快適性・汎用性に優れたライン。伸縮性は EPIC より控えめなので、標準的なフィットで選ぶのが安心です。EPICと同じ感覚で攻めると窮屈に感じる場合があります。
つまり、同じ「M」でもシリーズで着心地が変わります。EPICは攻めても伸びてくれる、ICON/RIDEは標準で素直に選ぶ ── この前提を踏まえて、次のサイズ診断ツールで目安を出してください。
用途・距離から、
自分のフィットを選ぶ。
「タイトが正解」とはいえ、不快なほど窮屈だと長時間で消耗します。どこで・どれくらい走るかから、レーシーに攻めるか、余裕を持たせるかを決めましょう。
レーシー(攻める)
For Raceレース・TT・ヒルクライム決戦に。
空力を最優先するなら、境界値では小さい方を。短〜中時間のレースで、1秒でも削りたい方向け。EPICなら伸縮性が高く、タイトでも動けます。
バランス/余裕
For Longロングライド・長時間の快適性重視に。
長時間なら標準〜やや余裕のサイズが快適。締め付けによる消耗を避けたい方、体重が増減傾向の方は、境界値では大きい方を選ぶと長く使えます。
迷ったら、レース比率が高いほどタイト・ロング比率が高いほど標準。最終的には胸囲・ヒップの実寸と、次のサイズ診断ツールの結果を合わせて判断してください。不安な場合は購入前にご相談を。
フィットが、
エアロの前提。
どんなに優れた空力素材も、
体に沿っていなければ意味がない。
エアロスーツ選びは、スペックの前に「サイズ」。タイトを基本に、シリーズの伸縮性と、レースかロングかの用途で微調整する ── それが、エアロウェアの性能を引き出す唯一の方法です。最後は数値で確かめましょう。